こんにちは。
air-GINZAの末端スタイリストこと髪型が不評すぎた豹柄美容師です。
流行りのカラー??
さて、日々サロンワークを行っている中で、お客様から「今の流行りのカラーは?」と聞かれることが多いのですが、、、
決まって即答する言葉があります。
「え、ないです」
結構驚かれるのですが、、、実際そうなんですよね。
最近だと
「イノセントなんちゃら」
「ルミエールなんちゃら」
過去でいえば
「マーメイドなんちゃら」
「ホワイティなんちゃら」
「ヌーディなんちゃら」
とか、そんなキャッチーなネーミングのカラーをよく耳にされたことはありませんか??
これらはただのカラー剤の名前なんですよね。
私たちが扱う商材の中で、シェアの高いメーカーさんが作った薬剤のネーミングなだけっていう。
季節ごとに「トレンド」と謳い、新しく出てくるキャッチーなカラー剤のネーミング。
正直、お客様が仕上がりをイメージしにくいので、まず僕は口にしません。
例えば、、、
「イノセント」=「潔白な」
という意味ですが、ドヤ顏で「イノセントなんちゃら〜っす!!」とかカラーのネーミングを提示されても
*で、、、どんな色やねん?
ドヤった後にまた一から説明するのかどうかは分かりませんが、まぁ意味わかんないですよね。
それより重要なのは明るさと元々持っている色
以前も別の記事で書きましたが、これを見てください。
「レベルスケール」という、ただの髪のベースの明るさを記したものなのですが、僕が担当させていただくお客様は、、、
銀座という勤務地の立地も多少は関係しているかもしれませんし、お仕事や規定などもあり、グレーカラー(白髪染め)のお客様も含めて、これでいうと「10」くらいまでの方が大半です。
ここから明るくなってくると、、、
だんだんブラウン味を感じない「オレンジ→黄→」と変化していくことが分かるかと思います。
また、人それぞれ同じ明るさにしたとして、出てくる色はお持ちのメラニンの色によって左右されるので「赤っぽく」や「オレンジ味」「すぐ黄色くなる」といった様々なお悩みが出てくるんですね。
その明るさやメラニンなんかを考慮してカラー選定・施術を行っていくわけです。
そして今の流行りは「ブラウン」
ブラウン??
ええ。茶色ですね。
黒髪を創っているメラニンとは違い、出したい色味を持ったブラウン色にアッシュやベージュ、ピンクなどの色味を足していきます。
先ほどの「10」までの方であればしっかり濃いブラウンをベースにすることによって「ツヤ×深み×色持ち」を最大限に引き出し、上質な仕上がりになってくれますし、濁らずクリアな発色に。
ケミカル的な話になりますが、色素的にも髪への定着がよく、色持ちめちゃいいんですよね。
まぁ色々ありますが、「自分が担当させていただくお客様」や「潜在顧客」と呼ばれる方にリーチしていった結果、その範囲内で支持されればよいと思っています。
というわけで、2015年僕の流行りカラーは「ブラウン」
白髪も「ブラウン」で質を高めにバチっと。
深みとツヤで上質狙っていきましょう。
また「流行り」の気分が変わったらお知らせします。
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