さて、カラーリングのお話です
こんにちは。
air銀座店の豹柄スタイリスト中村という人です。猫派です。
さて、、、カラーリングのお話です。
air銀座店にいらっしゃるお客様の内、半数以上の方が「カラーリング」施術をされています。
まぁ今の時代、当然といえは当然。
そしてあまりイメージは無いかもしれませんが、その内の半数以上の方が「グレーカラー(白髪染め)」をされるお客様なんですよね。
とは言っても
https://air-nakamura.tokyo/archives/926
過去にこちらでも触れたように「白髪染め」というワード自体がナンセンスであり、ちょうど白髪がちょっと気になり始めた方が以降されることに対しての「壁」というか弊害になっているのではないかと思う次第であります。
そんな想いから「白髪染め」というワードは僕は一切使いません。
そんな中、やはり多くの問題点が出てくるわけです。
それは、、、
ご自身でカラーをされる方が多い
「だって3週間経ったらもう白髪気になるし…」
ええ。分かります。
とてもよく分かりますよ。
否定はしません。
しませんがっ、、、
当然メリットとデメリットがあるわけです。
その辺をしっかりご理解いただければいいなと思います。
【メリットとデメリット】白髪染め(グレーカラー)においてのセルフカラー
では、そんなセルフカラーについてのメリットとデメリットを少しばかり。
メリット
・費用が安くすむ
これはもちろんそうですよね。
1000円以下で大体ドラッグストアで売ってますからね。
・自宅で好きな時にできる
これももちろん。時間は大切ですからね。
美容室に行くとなるとそれなりの時間がかかってしまいますもんね。
、、、これくらいでしょうか。
あとは薬剤がアレルギーやかぶれになるという方で自然なものをお使いになられるケースももちろんありますよね。
デメリット
こちらに関しては過去にこんな考察を。
・薬剤の力が強い
・塗り分けができない
そんな視点から僕が「市販のカラー剤がダメ」という理由を書かせていただきました。
まだあるんですね。
・傷むわりにちゃんと染まらないし明るめにはできない
そして、、、
・セルフでのヘアマニキュアはwww
これはCMやTV番組内で「カラーとカラーの間にマニキュアを」みたいな感じで宣伝が多くなってからされる方が増えたのではないかと実感しています。
マニキュアは髪の表面
カラーリングは髪の内部
染める箇所が違うんですよね。
どういうことかというと、表面を覆った後に上からカラーリングをすることになるわけでして、、、内部がしっかり染まっても表面にはマニキュアの色が残ってしまうため「均一に染める」といったことができかねてしまいます。
なので、「その箇所だけ明るく見えない」ことが起こってしまうんですね。
そして困ったことに、結構色が残るのでなかなか明るさを変えることが困難に。
、、、というわけで、できるだけご自身でのマニキュアはお控えください。
ずっとそれでされる方はもちらん構いません。
・泡はっ!!!泡カラーだけはっ!!!頼むからやめてくれっ!!!
これね。
よくCMでも観ますよね。「泡カラー」というやつ。
他の美容師さんの想いは分からないですが、僕はマジでやめていただきたい。。。
あたかも簡単に染まるような謳い文句ですが、まず今まで作ってきたカラーの土台をフル無視して壊すことになりますし、混ぜ混ぜすることによって毎回MAXパワーの力が毛先にかかってしまうことに。
ダメージに関しては分かりやすく例えますと、、、
髪はライフゲージみたいはものでして、、、
これです。ゲームでいう「HP」ですね。
髪のライフゲージは減り続けるしかないんですよね。
こうやって様々なダメージから髪のHPが減っていくわけです。
ここに関しては「ベホマ」なんて大呪文は存在しません。
そして
申し訳ありません。。。「ホイミ」や「薬草」さえも。。。使えません。。。
「お前の髪もヤバイよ」というのは置いといて、、、回復系の物は一切存在しないんですよね。。。
「トリートメント」という技もありますが、それも現状を食い止めて防御力を上げるという「スクルト」のようなものなわけです。
おっと。ついついドラクエ癖が。。。
何言ってんのか分からない方はスルーお願いします。
そう。言いたいのは「傷んだら戻らないんだよ」ってこと。
我々も薬剤を扱うにあたり、極力このライフゲージを減らさない努力をしています。
ただ、毎回セルフで泡カラーを毛先まで混ぜ混ぜすることによって、、、
どんどんこんなレベルに。。。
そして、そういった方に限って
「伸びたら毛先にパーマを」
みたいな。
THE・ENDへのカウントダウンです。
僕だってできることなら叶えてあげたいさ!
はぁ、はぁ、はぁ、、、
すみません。感極まってしまいました。
最初は真面目だったのにすみません。
とりあえず「泡カラー混ぜ混ぜ」は最大のデメリットを生んでしまうということをお伝えしたかったのです。
どうしてもセルフでされる際は「気になる・見える、新しく伸びてきた箇所」だけにしていただけたらTHE・ENDも防げますので、上手く美容室でのカラーリングとセルフを使い分けていただけたらと思います。
まぁ一番は信頼される美容師さんの仰ることを素直に受け入れてくださることかと。
結局、お伝えしたかったことはドラクエの呪文ではなく「美は1日にしてならず」ということ。
デメリットばかり生んでいては当然「美」とはかけ離れていってしまいます。
こんなセルフカラーについての考察。
そして、少しでも胸の奥に閉まっておいていただけると幸いです。
失礼しました。