僕が「市販のカラー剤はダメ」と言う理由。

スポンサーリンク

昨日再掲した

「白髪染めかおしゃれ染めか。」

白髪染めかおしゃれ染めか。
よくご質問いただくのでアメブロからの再掲...

これがまたまためちゃ読まれていて驚いています。ありがとうございます。

こうやって、お客様や世の「?」にお答えしていくことで、美容師としてこだわっていることや、一人一人のお客様のために試行錯誤して施術させていただいていることが少しでも伝われば嬉しく思っております。

そして、、、このカラーのことに付随してよくご質問いただくことが

「市販のカラーは何でだめなんですか?」

です。

これも以前軽く書いたことあるんですけど、改めて。

よく美容師さんに
「自分でカラーしたらダメですよ」とか
「自分でされました?あちゃー」みたいなことを言われたことありませんか?
あるあるですよね。

先に答えてしまうと「別にダメじゃない」のですけど、「なぜダメと言っているのか」をあまり専門用語を使わず説明しますね。

◆アルカリの成分

IMG_3964.JPG

誰でもムラになりにくいように染めやすいように薬剤の力が強いのはもちろんそうなんですけど…
一般的にカラー剤と呼ばれるものはアルカリ性なんですよね。理科や化学で出てきたやつですね。
髪は元々弱酸性なわけなんですが、そのカラー剤のアルカリが髪に付くとキューティクルが開いて薬剤が髪の内部に作用します。

この反応させるアルカリ性の成分が僕らが使用する薬剤は大体アンモニアを使っています。

そう。あのツーンとした臭いの揮発性のあるアンモニアです。懐かしいですね。

これが市販のカラー剤になると、使う場所やよりよい使用感のことなども考慮されて揮発性のないアルカリを用いて作られています。

どういうことか分かりますか??

揮発性のあるものだと、カラーの最中にだんだんとアルカリ性の成分が空気中に薄れていくのですが、そうでないものはもちろん髪に残ったままになります。

そうです(._.)

弱酸性の髪に真逆の強いアルカリが残ったままになってしまうんですよね。

これが一番マズいんですよね。

シャンプーしても髪内部にアルカリが残っていると傷むことはもちろん、手触りも悪くなりますし、キューティクルも閉じないで開いたままになる。

光を反射してツヤを感じさせるキューティクルが光を乱反射するとツヤないパサついた髪に見えてしまいます。

中も見た目も良くない状態になってしまうんですね。
おお怖い。

まぁ、最近では美容師さんが使う薬剤でもアンモニアを使っていないモノも増えてきましたのですが、そういった場合はちゃんとアルカリを除去したり中和したりする薬剤を使用しています。

◆塗り分けできない

IMG_3963.JPG

泡のカラーなんかもご注意を。

手軽で使いやすいのですが、混ぜ混ぜすることによって、傷んでいる毛先にもMAXパワーの薬剤パワーが作用してしまいます。

泡カラーを繰り返している方がもしいらっしゃったら分かると思うのですが、色が抜けてくると毛先にいくにつれてどんどん明るくなる。そしてめちゃ傷みを感じる。

伸びてきた根元だけ綺麗に塗れればまだいいんですけど難しいですよね。

繰り返した回数分のダメージが重なっていくので「切らないとどうしようもない」状態にならぬようご用心を。

美容室でのカラーは「今より明るくしたい」という場合以外は、明るくしないといけない箇所と元々明るい箇所の薬剤を使い分けています。
その中でも状態やダメージを判断し、更に細分化してより弱い薬剤を選んでいるんです。

「じゃあ塗っていきますねー(^_^)」とカラー施術させていただく裏側には、我々美容師がそうしたことも考慮して薬剤を選定していることを頭の片隅に入れていただけると嬉しく思います。

いかがでしょうか?
なんとなく美容師さんが「市販のカラー剤はダメ」と言うワケを分かっていただけたでしょうか??

厳密に言うとダメではないのですが、お伝えしたいことは染めムラとかはもちろんなんですが、「傷みに直結しますよ」ということ。

「綺麗に伸ばしたい」や「伸ばしてパーマしたい」ことが難しくなったり、デザインの幅も狭まります。結局切らないといけなくなったり。

そういったお客様にとっての負の無限ループだけは避けていきたいと願っています。

日頃のケアももちろん大切ですが、髪を一番傷めてしまうのはカラーやパーマといった薬剤です。

僕も美容師としてより一層、技術と知識を深めてよりよい適正な施術を行えるよう精進してまいりたいと思います。

たまには真面目な話を。

IMG_3962-0.JPG

次回は「air-GINZAのかわいいフロント」をお送りします。お楽しみに。

スポンサーリンク
髪のお悩み記事
髪のお悩み記事
前髪記事
前髪記事

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク