こんにちは。
air銀座にて豹柄で美容師をしている者です。
以後、お見知り置きを。
さて、たまに真面目なことを書いたりしているのですが、、、
僕が「市販のカラー剤はダメ」という理由。
https://air-nakamura.tokyo/archives/978
白髪染めかおしゃれ染めか。
https://air-nakamura.tokyo/archives/926
まぁ、めっちゃ読まれてますね。
ありがとうございます。
これほど深くではないのですが、ちょっとだけ真面目にまた。
「赤みが嫌い」
これ、ヘアカラーをしていてお客様から一番多く言われます。確実に。
大体、この言葉の裏には雑誌やヘアカタか何かでご覧になった
「〜外国人風なんちゃら〜」とか
「〜グレージュ〜」とか
「〜ホワイティーアッシュ〜(古いな)」とか
そういうカラーにしたくて、という方が多いんですよね。
そう。アッシュ系とかベージュ系のカラーですね。
分かりますよ。
分かります。
僕も好きです。
ただ!!!!( ̄(工) ̄)
好きと仕上がりがそうなるかはまた別モノなんです。
そもそも、参考にされる物が
①外国人風じゃなくてハーフモデルさん
②色味がモロ編集されてるデータ
③明るくしないとできない色な場合が多い
そして別の問題が
④出にくい髪質
など、難しい理由が多くあります。
①まぁこれは外国人風じゃないですからねw
てか、そんなに外国人に憧れているのかという疑問も。「風」ってなにwww
②逆光とかね。色がよく分からなく、透けたような写真とかよく持って来られます( ´_ゝ`)
「これにしてください」と。
酷いのになると、写真に手を加えて色自体変えまくられているのもあるのでご注意を。
…とまぁフザけ気味ですが、これ結構マジです。
そして、③と④が重要ポイントです。
これを見てください。
「レベルスケール」といって明るさだけを表したモノなのですが、
大半のお客様は
この明るさの範囲内の方が多いかと思います。
(air-GINZA豹調べ)
ここから明るくなると
赤みがどんどん薄くなり、ベースがオレンジ→黄と変わっていきます。
どういうことか分かりますか??
「かなり明るくしないと、ベースに赤みは残ってしまう」ということですね。
なので、「9レベル」くらいまでの明るさにされている方はそういったカラーに仕上がりにくいんですね。
また、人それぞれ「メラニン」というものを持っており、赤が濃く出てしまう人や、暗くても黄色くなりやすい人、もともとくすんだグレーっぽい色の人など、、、千差万別です。
そういった
「明るさ」×「お客様のメラニン色素」+「残っているカラー色素」を見極めてカラーを選びます。
もちろん、赤みが強い方にもご希望通りに近づけるように緑や(逆の色)や、オレンジっぽくならないように青を濃く入れたりしますが、ベースの色が消えるわけではないので、仕上がりに限界があるんですね。
僕は大体カラーする際に無理だと思ったら先に
「10000%無理です。すみません。」とちゃんとお伝えしています。
何が言いたいかというと、
赤み撲滅してカラーしてやるよ!ってことじゃなくて、、、
まぁもちろんするんですけど。
好みとかもちろんあるけど、赤を逆に入れてしまっても実はいいんじゃない?
そっちの方が似合うかもしれないし、なんかイメージだけで「赤」を毛嫌いしていませんか?
ということ。
これは赤(ピンク)にバイオレットを足して、さらに深みを出してツヤ感MAX。
(´-`).。oO(だめですかね?
ちょっとスタイリングすれば柔らかいイメージにももちろんなります。
赤に限らず、たまには違うカラーもいいんじゃないでしょうか??
サロンワークではご希望をもちろんお伺いした上で無理矢理なカラーをするよりも、別提案としてそのお客様の髪質に合わせて一番綺麗に出やすく、持ちもよく、似合う色も推奨しております。
まぁ参考程度に感じていただければ有り難く思います。
今まで思い通りのカラーにならなくて…という方はぜひ何でも相談してくださいね。
たまには真面目な話も。