さようなら
さようなら、、、
7年ぐらい前に「必要だ」と思って、見よう見まねで始めた作品撮り。
最初は一眼とか全く分からなく、とりあえず
「安いから」
「キムタク」
という理由でニコンのエントリーモデルD5100を買いました。
とはいえ、シャッタースピードとか絞りとか全く分かんないからオートで撮るだけ。
「デジカメと何が違うのか分からんw」とか思いながらも、1日中「上手いなー」と思う人の作品ばかり眺める日々を送っていました。
そして、少しずつ慣れてきた頃、「フルサイズ」という言葉を知るようになりました。
「えっと、、、フルサイズは、、、」
「、、、、、」
「ぼ、ボディ30万!!!!???」
手を出そうと思ったものの、その価格の意味が分からず、、、
今ならその感覚も普通なんだけど、とりあえず当時の僕にとってはその金額は果てしなく遠すぎて、、、
でも、「買ったら変わるんだ」って信じてて。
大切なヘアスタイルの表現や創る上手さをフル無視し、「上手くいかないのはカメラのスペック」だと自分に言い聞かせるかのように、無理して買ったフルサイズ機がこの相棒5D markⅱでした。
別に言わなくてもいいのに報告したり2012。
airに入る2年前ですが、この時から勝手に師と仰いでいた現上司。
同じ物を揃え、同じようにやれば同じようなフォトが、、、
撮れるわけありませんでしたよね。ははは。
当たり前なんですが、同じようにいくわけない。
それでも、がむしゃらにやりまくった。
撮りたいのが「髪」なのか「顔」なのか「雰囲気」なのか、何なのかよく分からなくなる時もあった。
「光がどう〜」とか、カメラマンでもないのに光のことばかり考えて、それでも上手くいかなくて、カメラで何を撮りたいのかよく分からなくなる時もあった。
「美容師なのにフォトコンテストとか意味不明」とか言いながら、必死に応募している時もあった。
でも、、、一つだけ言えることは、あの時背伸びをして無理をして「このカメラを手に入れてよかった」ということ。
フォトに取り組まなければ今のairでの自分自身は存在しなかっただろうし、大切な人との出逢いもなかったと思う。
また、そこから派生してSNSなんかも毛嫌いして「大切なのはSNSより目の前だ!」とか言い出して
「全部な、アホか」と後輩から言われんばかりの美容師人生を過ごしていたかもしれません。
最近では「作品撮り」からはかなり遠ざかってしまい、、、
やらない選択をしていた、、、っていう言い訳をしていただけなんだけど、、、
やっぱり「今の時代は【全部】だろ」っていうことを改めて感じているわけで、、、
さようなら
大袈裟に書いてきましたが、、、
あ、買い換えるだけです。
それではさらば。